第3回関西教育ICT展の参加報告

暑い暑い大阪の南港インテックスで開催された展示会ですが、事務局さんの速報では、昨年よりも来場者が多かったそうです。今年の印象としては、人事部の人というより、現場部門の教育を担当されている人が多かった印象です。学習塾さんでいうと、教材を探しに来る方、大学の先生はセミナーを聞きに来ているように感じました。昨年までのeラーニングトレンドフェアとは違い、今年はアップ様のブースにいたのでその差があったかもしれませんが、クラウドサービスが増えて導入に情シスが絡まなくなったり、システムやツールの低価格化が進んだことで現場部門で導入がしやすくなったのも一因かもしれません。

企業の方の課題感として、集合研修を改善したいという声が多かったように思います。これまで、集合研修の代替というとeラーニングが多かったですが、運用などの負担が大きく、運用体制の維持が難しいと言う声も聞きました。eラーニングは確かに教材をストックしておけば、受講者が勝手に受講してくれる、というわけではなく、受講時のトラブル対応や受講促進の他、教材によっては講師への質問対応なども必要となっておきます。私もeラーニングの導入コンサルを多数行っていて、運営事務局の重要性を訴えてきていました。eラーニングが定着できない企業、組織は維持管理に必要なリソースを維持できなかったケースが多かったと思います。タダでさえ人事部や研修担当の人は他の業務と兼任しているため、その上で事務局機能というと業務がパンクしてしまうでしょう。eラーニングで効果を出すためには、教材やシステムだけで無く、運用の効率化ということも考えなければなりません。

一方、近年よく使われるようになったのが、スカイプなどのWeb会議システムです。東京や大阪の本社で実施している研修をそのまま中継して参加ということも増えてきているのではないでしょうか。スマホやWebカメラでお手軽に利用できる反面、受講者の意識レベルが高くないと眠たくなるか内職を始めてしまうことがあるかもしれません。確かに研修ではありませんでしたが、以前の職場において上司はカメラから映らない位置を確保して、内職をやっておりました。。。

私が現在、推奨しているライブeラーニング配信ツールは、株式会社アップ様が開発している「E-Lecture」です。前職で、eラーニングの限界を感じながらも集合研修の中途半端なICT化を打開する方法を考えていたときに出会いました。

アップ様は、関西地区で塾経営をされていますが、もともとは自校内でLive授業を実施するために開発されたツールです。Web会議では受講者の理解度、意識レベルを測ることは難しいですが、「えっ」「うん」というシンプルな反応ボタンで講師の説明に対してフィードバックが可能です。

また1分単位でログを取ることが可能です。集合研修というと研修終了後のアンケートの善し悪しだけで、講師のインストラクションはブラックボックスということが多いですが、反応ボタンのログが細かく残るため、集合研修の最後にグループワークなどで盛り上げて、やった感を演出みたいなことをやっても無駄です。先生、講師にとってはインストラクションを見える化されてしまうのでやりずらいな、という気持ちになるかもしれません。しかし、授業・研修を見える化して改善点に向き合っていく方が建設的だと考えます。私もセミナーや研修で登壇することが多いですが、できていないことは見たくないですが、見なければいつまでたっても駄目なままです。

それから、ライブ配信ツールではあるものの、授業終了時には録画版が自動的に生成されます。集合研修でもよくあることですが、交通機関や業務により研修時間に間に合わないケースもありますが、録画版でフォローが可能です。そのため動画教材の収録ツールとしての利用も可能です。

アップ様は、教育ICT推進のために、本来は競合関係にある学習塾様にも積極的に提供を行っていて、いいものを世の中に提供して教育ICT環境を改善していきたいという姿勢に共感しています。E-Lectureの導入事例の一つに病院内学級向けの授業配信があります。災害発生時や学習塾が遠いような地方の町や村でもインターネットさえあれば学習を受けられるなど、様々な理由で学習ができない環境にある人を制約から解放できると考えます。

DFOソリューションズでは、E-Lectureの導入を進められる学校、学習塾、企業向けに導入支援サービスも行っています。ご興味ご関心があれば、お気軽にお問い合わせください。近日ワークショップ実施の計画もありますが、詳細が決まり次第お知らせいたします。