eラーニング、ライブでやるかオンデマンドでやるか問題

eラーニング

 3月からは怒濤のeラーニング導入、相談ラッシュでした。大学、企業のご担当者の一番の悩みは、オンライン授業・研修はライブでやった方が良いのでしょうか?それともオンデマンド教材として好きなときにやってもらうのが良いのでしょうか?というものでした。その答えはどう出したらいいでしょう?

 学校や会社・法人などはそれぞれ校風や社風がありますし、教える内容によって向き不向きがあるため、完全な答えはありません。遠隔ライブには遠隔ライブのメリット・デメリットがあり、オンデマンド学習にはオンデマンド学習のメリット・デメリットがあると言うことです。

遠隔ライブ授業・ライブ研修のメリット

  1. 受講生は、質問したい時にすぐに質問ができる(双方向に対応の場合)
  2. 受講生は、他の受講生の質問や考えを聞いて自分の学びにできる
  3. リアルタイムでグループ討議などのディスカッションが可能
  4. 講師は受講生の状況に応じて、講義内容を可変することが可能
  5. 講師は、受講生に質問や問いかけをして理解度をリアルタイムに確認できる

遠隔ライブ授業・ライブ研修のデメリット

  1. 受講生を全員同じ時間拘束する必要がある
  2. 講師が一方的に話すだけなら、同じ時間で収録を見ているのと同じ
  3. トラブルや回線が不安定な場合、同じ水準で学べない受講が出る
  4. 複数講師でおこなうと、教える内容にバラツキが生じる
  5. 双方向で行う場合、受講生の場所が制限される

 遠隔ライブのメリット・デメリットを見てきましたがいかがですか?せっかく双方向のWeb会議なのに、講師から受講生に一方的に話し続けてしまうという、ライブの良さを全く活かせていない残念な遠隔ライブ研修を過去に何度も見てきましたし、まだまだ多いと感じます。遠隔ライブはリアルタイムに講師がフィードバックでき、受講者は質問が可能なので、講師と受講生のやりとりがあって学びが成立するような教育や研修にはライブが合っていると考えます。

オンデマンド学習のメリット

  1. 受講者は好きなタイミング、自分のペースで学習を進められる
  2. 必要に応じて動画を止めて考えたり、わからない所は再度視聴できる
  3. 場所を選ばず、電車の中や外出先でも受講できる
  4. 講師は1度教材を作成すれば、同じ内容で何度も配信可能
  5. 遠隔ライブよりも多数の人に一斉配信できる

オンデマンド学習のデメリット

  1. 受講者のモチベーションが低いと学習効果も低い
  2. 回線や受講トラブルのサポートが必要
  3. 講師だけでは、受講者を引きつける教材を作るのが難しい
  4. 確認テストやレポートを実施しないと理解度が確認できない
  5. 受講者数が多いと、サポート、進捗管理、評価で事務局負担が増える

オンデマンド学習のメリット・デメリットはいかがでしたか?オンデマンドは自学自習の学びですので、受講者自身が学ぶメリットや必要性を感じないと学習に向いてくれません。企業では、通達を出して”やらせる”という担当者もいますが、それは最悪なやり方です。

 私は料理を作るので、レシピサイトで動画を見たりしますが、もう一度繰り返し見たいと思うシーンがたまにあります。自分のペースで必要な所だけを学べるのもオンデマンド学習のメリットです。また、講師が1度教材を作れば、教材の内容を継続的に再利用でき、改訂する頻度が少なく場合や、期日を設けて受講者が受講者自身のペースで学んでアウトプットを出すような授業や研修は、オンデマンド学習が向いていると言えるでしょう。

で、結局どっちがいいの?

 遠隔ライブもオンデマンドのどっちか一つにしなければいけない、ということはありません。必要であれば、それぞれの良さを活かして組み合わせても良いのです。

 少し前の企業研修では、ブレンド研修とかmix研修のような言い方で、事前学習をオンデマンドでeラーニングを受講。後日、集合研修でグループワークというプログラム設計も多いです。大学や学習塾では反転学習と言って、授業の前に基礎的な内容の動画を視聴して、授業では応用的な内容やディスカッション、課題解決に取り組むことも増えてきています。

 Withコロナの時代、新しい学びの様式として、基礎的なレベルや、読めば理解できるようなものは動画教材のような形にしてオンデマンドで配信して、あとでグループワークなど集合知を得るような研修は遠隔ライブで行うような、授業や研修を設計していく流れにあると思います。

どのような授業・研修手段が良いか診断します

 DFOソリューションズでは、遠隔ライブ研修もeラーニングコースを自ら開発してお客様に研修を提供していますので、eラーニングを企画立案や教材開発、運用についてノウハウがあります。

 eラーニングを導入したが、思ったほど効果が感じられない、とか、中断していた集合研修のeラーニング化を検討しているが、遠隔ライブがいいのか、オンデマンドが良いのか判断できない、というようなお悩みはございませんか?

 研修ICTコンサルタントの寒河江が、実際の研修や研修資料を調査させていただき、具体的な教材サンプルの提示を含む、研修改善レポートを作成するサービスを提供しています。

 ZOOMによる遠隔相談会を随時実施中なので、教育・研修の企画立案で困ったことがあれば、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。お急ぎの場合は、050-5867-6442(研修中など留守電にお願いします)までご連絡をください。

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