研修(コンセンサスゲーム)実施報告

集合研修
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 昨年秋、大和市の災害ボランティアセンターの運営スタッフ養成講座(初日)を担当させていただきました。「チーム力高め チーム力を高めるコミュニケションスキル 」 ~災害時にみんなで助かるためのシミュレーションゲームというテーマですが、昨年にもフォローアップ研修と同じNASAゲームとなりますが、振り返りを養成講座向けに改訂して臨みました。

  無人島や砂漠がテーマの場合は、どうしても登山経験者に有利となりますが、 NASAゲームの良いところは、月での遭難というテーマのため、知識差による優劣がつきにくい点にあります。

 講座で初めて顔を合わせるメンバーが多かったため、アイスブレイクとして「実は私、○○なんです」を実施しました。単なる自己紹介と異なり、ウソを織り交ぜて自己紹介して、ウソが何かを他メンバーが相談して決めます。思いのほか盛り上がっていて、コンセンサスゲーム前の準備運動としてはちょうど良かったです。

 その後、避難所での公平なおにぎりの配り方をについて、各種思考をベースにして解説しました。問題解決にはいろいろな考え方があるが、優劣ではなく、状況によって使い分ける必要があること。また、他の考え方をを尊重することをお伝えしました。

 それから研修の本番でNASAゲームに入りました。多くの場合では、相手の出方を伺いながら、楽しそうに話が進んで行くことが多いのですが、今回一つのグループでは特定のメンバーの意見が強く、それについて異なる意見があっても言えないようでした。何度か、議論の方向を転換するように介入をしたのですが、生き残るために必要な物を順位付けする、という前提を書き換え、じっと救出を待ち、死んでも構わない、というグループの見解になりました。誤ったリーダーシップはグループを不幸にするのですが、ファシリテーターとしての介入も限界がありました。

 このNASAゲームは、何度行っても同じような結果にはならず、点数が高くても、低くても考えるべき学びがあります。月の遭難という知識差が少なく、知らないからこそ想像力を働かせて、自分の考えを述べたり相手の考えに耳を傾けなければ良い答えを導くことが難しい。自分を含め、謙虚というのは言うは易しなんですが、自分一人だけの力ではなく、力を合わせることができたら良いチーム、組織になると改めて思いましたし、方向がとんでもない方向に向かったチームのリカバリーの引き出しを増やそうと考えています。

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