Windows365を研修担当者の目線で考えてみた

eラーニング

 2021年後半にリリース予定のWindows11の発表が最近のMicrosoftさんの動きが非常に活発ですね。そこにきてWindows365の発表がありました。これがどんな製品で、eラーニングの事務局担当者、研修担当者目線で見てみてどんな影響がありそうか考えてみました。

 なぜこの記事を書こうかと思ったかというと、3.11東日本大震災の後の頃の話ですが当時は上場企業のeラーニング運用を担当していました。当時は、eラーニングというとFlashという技術を使っていて、一部の部門で配信されたeラーニングが受講できないという話がサポートデスクにあり、当該部門の担当者の元を訪れ調査をしたところ、仮想デスクトップを使用していてFlashPlayerも組み込みタイプで変更することができず、結局部門にある共用のPCを使っていただいたということがありました。サポートをクローズするまで結構手間を取られたので、仮想デスクトップってどうもいい思い出がない寒河江なんです。

 2020年Flashのサポートが終了となり、eラーニングのオーサリング環境はHTML5に移行していますのでアニメーションタイプのeラーニングを受講する上であまりネガティブな影響はあまり無いと考えていますが、ローカル環境に動画やファイルを作成してeラーニングシステムにアップするような提出課題がある場合はどういう扱いになるのか疑問です。

 Webブラウザとネットがあればwindowsを使えると言うことだと、古いPCでも最新OSを使える可能性があるわけです。GPUが弱く描画がもたつく可能性があるかもしれません。企業によっては貸与するPCを辞めて今度こそBYODが進む可能性があるのかなと考えます。ただeラーニングや遠隔ライブ研修で使用する可能性のあるデバイスが増えるとFAQだけではカバーしきれず、サポートの負荷が上がる可能性があるかなと想定しています。

 Windows11にはTeamsが統合されることから、集合研修を遠隔ライブで行うのはTeamsが使いやすくなって、利用が増えていくように思います。メッセージアプリの競争激化のおかげで遠隔ライブアプリがすごい勢いで機能追加して、また選択肢が増えて良いのですが、一方でZOOMやE-Lectureなどのような遠隔ライブ研修で使われがちな他社製のアプリに問題が生じないかなど、Windows365の配信を待って検証しなければと思っています。

 Office オンラインのように、Webブラウザだけで利用できるOfficeがありますが、残念ながらインストールして使用するMicrosoft365にはパフォーマンスが追いついていません。i-PadやAndroidタブレットでPCのように使うにはまだまだ過渡期というかUIや速度的に熟れていないように思います。

 物理的なPCが無くなるためセキュリティは向上しますのでコールセンターや社外機密を扱うような部門においては導入が進むように思います。なので、社内の一部門はWindows365でWindows11を利用という部門がありつつ、全従業員研修を行う可能性があるかなと考えています。

 実際にWindows365が配信されるのは8月2日以降となりますので、実際の研修環境で検証を行うには少し先になりますが、機会があれば遠隔ライブ配信アプリの検証を行いますので、別途レポートしたいと思います。

 研修事務局の担当者は、問題が発生して煩わしくなってから対応をするのではなく、研修の設計段階で想定される受講者が利用する機器をピックアップして、eラーニングの配信前や遠隔ライブ研修の実施前までに想定されるリスクを潰しておくことが大事だと考えます。まぁやってみるしかないですが、新しい環境が熟れるまでは想像もしなかったようなところからトラブルが浮いてくるので、Windows11のリリースも含めてですが、事前の検証、段取りをしっかりやっていきましょう。

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